痛みを伴わず、人体に優位性のある成分を注入できるマイクロニードルは、あらゆる分野への応用が期待できます。
例えば、血糖値を測定するための自己血糖測定器キット。指に針をさして出血させて血糖値を測定するため苦痛をともなうが、マイクロニードル技術を使用することで患者の負担を軽減できます。
また、薬や美容液も本来肌の外側には外部環境から体を保護する角質層があり、含まれる高分子の成分が体内に入りにくいため効果は制限されてしまいます。そこで、マイクロニードルを使用することで肌の角質層を貫通させれば、手軽に塗り薬よりも大きな効果を得ることが可能になります。
さらに、新型コロナウイルス抗体検査にも応用可能。血液検査の代わりにパッチ型デバイスを使って、皮膚内の体液から新型コロナウイルスの抗体が検出できます。抗体検査は迅速で、濃厚接触者も検出できるが、採血が必要で痛みを伴い、採血時に病原菌などに感染する危険もあります。そのようなリスクも回避することができます。
あらゆる分野に応用をすることで、PainIess Worid痛みなき世界を実現します。